最適な施設環境を維持・創造し、高い能力を持った技術者を育てる拠点として、
スターツ幕張ビル（千葉県千葉市）内に、自社の研修施設を設けています。
“見て、触って、体験する”ことで、知識・技術を身に付け、社員自ら考える力を養います。
電気設備エリア
実際のビルに設置されている機器を出来る限り設置。
電気の流れや機器の構成、動作確認、安全上のポイントなどを学べるようにしています。
電気供給に欠かせない受変電設備設備の内側を詳しく見ることができます。
扉の開閉だけでなく、普段は触ることが難しい設備の操作体験もできます。
停電点検時にどの設備をどの手順で操作するかを学ぶことで、各設備の役割を深く理解できます。
停電事故を防ぐための地中線負荷開閉器。
電力供給会社との責任分界点などの知識を習得します。
給排水衛生設備エリア
配管や設備の一部を透明にすることで、水の流れや内部まで見えるようにし、水の流れや衛生器具の仕組みなどを理解しやすくしています。
ビルに水を供給する受水槽・高置水槽と給水ポンプ。
水槽を透過することで、満減水時の警報発生の仕組みやポンプの動作を把握できます。
排水槽と排水ポンプ。
水槽が満水になった際の機器の動き、排水時の動作を体験できます。
トイレと洗面器具。
タイプ別に構造と機能を理解することに加え、器具の分解・復旧をすることで不具合時の対応方法を学びます。
トイレ・洗面台の排水管。
通常は壁の内側に隠れている排水管を透過（見える化）することで、排水されるまでの構造をより詳しく理解できます。
消防設備エリア
実際の機器と同様に動作させて、自動火災報知設備の操作手順、現場確認、非常放送での館内放送までの一連の操作、対応を体験して有事に対応できる様にします。
火災受信機と非常用放送設備。
火災発生時の警報ランプの確認方法、各機器のボタン操作をしながら緊急時の対応方法を学びます。
消火器は初期消火時に誰でも使用できる知識を持つ必要があるため、噴射するまでの手順とその構造を習得します。
有事を知らせる非常用スピーカーと火災に反応する感知器。
タイプ別に比較しながら用途に合わせた選定基準や構造を理解することができます。
火災時に起動するスプリンクラー設備。
透過した水槽内に設置されたスプリンクラーにより、火災時の動きを実際に見ることができます。
空調設備エリア
実際は点検口からしか確認できない天井内を見える化し、ダクトのつながりやメンテナンスの方法など、実際の機器の中身を学び、構造を理解しやすくしています。
外気の供給・循環をしている給排気設備。
外気の取入れから室内供給量の調整方法などを学ぶことができます。
天井に設置されている空調設備。
天井裏に設置された空調設備の確認手順を学ぶことで、不具合時の対応スキルを身に付けます。
外気を取り入れる空調設備をモデル化したもの。
各部品の名称と役割、熱交換の流れを学ぶことができます。
家庭、ビル用の空調室外機。
外装パネルを外せることで、各部品の名称と働きを学ぶことができます。
清掃エリア
清掃機器の取り扱い方法はもちろんのこと、タイルやカーペットといった使用別の清掃方法を学ぶことができ、「ビルクリーニング技能検定」の実技トレーニングにも対応します。
カーペットや硬質の床など、ビルにより使われている床面素材が異なるため、仕様に合わせた適切な器具と清掃方法を学ぶことができます。
ビルクリーニング技能士試験の訓練ができるエリア。
実際の試験と同じ環境で繰り返し学ぶことで、清掃スタッフの資格取得を推進します。
清掃器具を入れるカートと各種清掃機材。
使用方法や取扱時の注意点などを安全に習得することができます。
清掃用ツール、洗剤などの保管棚。
実際の現場に近い環境で消耗品の補充方法などを学び、現場業務の生産性向上を図ります。
外装・住宅エリア
外装エリアでは、タイルの浮きやひび割れを再現した外壁面と、屋根・屋上防水工事の工法を理解することができます。住宅エリアでは、集合住宅の外壁の種類に加え、室内設備の部品交換方法を学ぶことができます。
外壁タイルの補修方法とその手順を学ぶことができます。
実際の質感や色味を把握することで、お客様に最適な提案ができる知識を身に付けます。
ビル内への漏水を防ぐために欠かせない屋上の防水。
各工法別のメリット・デメリットを理解することができます。
集合住宅の室内にある各設備の機能と修繕方法を学ぶことができます。実際に電気や水道も使えるほか、接客時のマナーなど、実践的なロールプレイング研修も実施可能です。
外壁面を素材別に展示することで各々の特徴を学び、透明配管があることで、排水管の高圧洗浄やカメラ調査の訓練を効果的に行えます。
設備を見て、触るだけでなく、体系的な学習も大切にしています。
座学で得た知識を本物の設備ですぐに実践できるため、効率的な技術の習得が図れます。
水槽が溢れた場合にどのような動きをして、どのような対応をするのか。実際の設備同様の操作をしながら対応力を身に付けます。
設備のどの位置から点検を行い、注意する点はどこか。あらゆる角度で設備を見られることが、研修センターの利点です。
